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そらまめくん、グリンピースの兄弟、さやえんどうさん、ピーナッツくんはとっても仲良し。色鉛筆で可愛らしく描かれていて、絵を見ているだけでも楽しい気持ちになります。
題名の通り、そらまめくんの朝起きてから夜眠るまでの平和で楽しい一日が描かれています。
季節は春、たんぽぽ畑でとってもステキなものを用意したそらまめくんが、仲良しのおまめのお友達にも見てもらいたくて、おうちへ呼びに行きますが、途中、雨が降ってきて急いでピーナッツ君のおうちへ。
雨が上がり、みんなでそらまめくんについていくと、そらまめくんが用意したステキなものはすっかり水溜りに。みんなが優しくなぐさめていると、さやえんどうさんがまたステキなものを大発見します。
何か特別ことがおこるわけでもないですが、そらまめくんやおまめさんたちが、喜んだり、楽しんだり、悲しんだり、びっくりしたり、感動したり、、、とまるで人間の子供のようです。
娘は、そらまめくんが朝起きてからどんぐりコップで朝露を飲むシーンが気に入ったみたいで、「あさつゆってなあに?」と聞いて知ってからは、葉っぱについた水滴をみつけては、あさつゆ!あさつゆ!と今でも喜んでいます。
絵本のおかげなのか、お豆も大好きでもりもり食べてくれます。
肝心の読み聞かせは、2歳2ヶ月の娘には少しお話が長いせいもあり初めは途中で飽きてしまいました。
2,3回読むうちに慣れてきて、「うひゃあっ!」と、そらまめくんたちがみずたまりに落ちるシーンで毎回大笑いするようになりました。なるべく大げさに「うひゃあっ!」って読み聞かせてみると良いと思います。ほのぼのとする絵本です。
教育的な側面はなく、まったり読める一冊。
それでも、わらって・ないて・よろこんで・びっくりして・あそんで・ねむって。仲良しさん達といっしょに生き生きと過ごすそらまめくんの姿からは何かを感じ取れるかもしれません。あるいは大人の方が、得るもののある絵本なのではという気さえします。
男の子でも女の子でも好きになる絵本だと思います。うちは3歳と5歳の男の子です。