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ローラーがごろごろとゆっくりゆっくり道を直しながら進んでいきます。途中、他の自動車たちがのろまなローラーをからかいながら進みますが、ローラは急ぐでもなく止まるでもなくゆっくりゆっくり前へと進みます。
からかいながら追い越していった自動車たちがでこぼこ道で立ち往生していても、ローラは優しく声をかけます。
そんなローラーに最後はみんな「ありがとう」と声をかけます。
主人の両親から主人が子供のころ「のろまなローラー」が大のお気に入りだったと教えてもらい、手に取りました。主人の深い優しさと黙々と働く姿は、この絵本を通じて育ったのかなと感じます。
子供には自分のペースでがんばろうという自信が。大人には心温まる1冊です。
寝る前に最低1回は親子で楽しんでいます。擬人化された車も愛らしい(決してこびてはいない)のですが道沿いには“ロ-ラ-チョコレ-ト”等いろいろなお店、ロ-ラ-と一緒に坂道をかけてくる一匹の犬がいたりと絵だけを見ても楽しめます。
この本は始め図書館でかりました。ところが返却したあとも次男がしつこく求めるもので購入しました。同じようなストーリーで「しょうぼうしゃじぷた」も借りたのですがなぜか「のろまなローラー」のほうがお気に入りです。子供の感覚は不思議でおもしろいです。
我が道を行くローラー君の力強さには感心しました。また、高度成長時代を感じさせる一冊でした。
いらいら、せかせかした動きや表情とのんびり穏やかなローラ-。対照的な車の登場で引き込まれていきます。子供はローラーの表情にとても興味があったようです。
目の動きに喜怒哀楽が表現され、「かなしそう」「おこってる」などといいながら繰り返し読んでいます。
内容は様々な世界を投影でき、考えさせられる。ゆっくりな長男を見ているようで、親近感もわく。
「おかあさんと一緒」でジューキーズが始まると小躍りをする、工事現場でショベルカーを見ると立ち止まって動かない、車に乗せればトラックが通るたびに指を指して叫ぶ。 そんな重機萌えの2歳の息子に買ってみましたがやはりドンハマリですね。
息子には、のろまなローラーも悪くはないけど作中のピカピカの黒塗りセダンだって悪いわけじゃないと思うな、なんて通り一遍でないコミュニケーションをしたい父親です。