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「ぼくにげちゃうよ」「お前が逃げたら、母さんは追いかけますよ。だって、お前は、とってもかわいい私の坊やだもの」という言葉から始まる、子うさぎと母さんうさぎの追いかけっこ。
「僕は小鳥になっって逃げていくよ」という子うさぎに母さんうさぎは「母さんは木になってお前がとまりに帰ってくるのを待っていますよ」と返します。色んなものに形を変えてにげちゃう子うさぎを母さんうさぎは優しく楽しくユーモアたっぷりに次々と追いかけます。
表紙を見たとき、好みでなかったのであまり興味がわかなかったのですが、読めば読むほど大好きになっていき、今ではお気に入りベスト5にランクインです。
気に入らなかった絵も今ではこの絵がこのお話には1番ぴったりと思います。
読み終わった後、「○○ちゃんが逃げたら、ママは追いかけますよ。」と声をかけると、「じゃあ猫になって逃げるよ!」「雲になってにげるよ!」と楽しい言葉の追いかけっこが始まりました。
この本が初めて出版されたのは1942年。作者のマーガレット・ワイズ・ブラウンさんは、1952年に亡くなっています。
世代を超えても国を越えても、お母さんの子供への愛情はずっとずっとかわらないんだなぁ。と感じる1冊です。
こんなに可愛い絵本はない!お気に入りベスト3に入ります。ママの愛は限りなく、いつだってワンパク坊やを包み込んでいるのですね。子供の生まれたお友達には、いつもこの本をプレゼントしています。
お母さんは本当にぼくのことが好きなのかな、どのくらい好きなのかな、と試してみたいこうさぎと、どこまでも真面目に追いかけてくるお母さんの姿には、ほおがゆるんでしまいます。どんなことがあろうと、わたしはあなたのことが大好きなお母さんなのよ、というメッセージは、この本を読んだ子を、とても安心させると思います。
木や風になったりするおかあさんは大迫力だし、にんじんで「おがわのさかな」になったこうさぎをつりあげる絵は、『おやすみなさいおつきさま』の部屋の左壁にも、さりげなく飾られていますよね。
自立しようと自分の足で歩き出そうとしているのに、どこに行こうとしてもお母さんが重たく付いてくる・・・ 正直、私はこの本が苦手でした。 子どもが、自立していこうとする姿を不安かもしれないけど、後ろで見守っていることが大切じゃないかとー。
でも、何度か人が読み聞かせをしているのを聞いているうちに、やっぱりこの絵本っていい絵本だな−と思うようになりました。
どんな時も、お母さんは見守ってる。それがちゃんと分かるから、子どもは自立していけるんですよね。
挿絵のお母さんの変装?ぶりは「あ!ウサギお母さんここにいる!」と、子どもと楽しめるものです。
創造性豊かなイラストはわたしもかつて子供心に刺激されました。
モノトーンのページと交互に現れる美しい色彩と愛らしく楽しい絵。3歳の娘のお気に入りの絵本です。が、7歳の娘もとても気に入っています。寝る前に読み聞かせるととても幸せな気持ちになるそうです。
同じ作者の「おやすみなさいおつきさま」もぜひどうぞ。「あれ!この絵こっちの絵本にあったぞー!」と楽しめます。