なきむしえんはおおさわぎ

さくら　ともこ／出版社：PHP研究所　価格：\1121
ISBN-10:4569586554　ISBN-13:978-4569586557
発売日：　1990/02

←amazonでなきむしえんはおおさわぎの詳細などがご覧いただけます。
　他の方のレビューや、著者からの作品紹介などもご覧いただけます。
←amazonでの購入も可能です。

---

吉村司さんのかわいらしい野菜たちのイラスト。子供もイラストが気に入ったみたいで。かわいい！と喜んでいました。そんな野菜たちが、園へ行くのですが、みんな離れられずに泣き出してしまいます。トマトちゃんが真っ赤な顔して泣いているとか、きゅうりの坊やがつるまいてお母さんから離れない！など親子でクスクス笑えます。

言葉の響きも心地よくて、読みやすいです！園に行けないチビッコ野菜たちですが、悲しい暗い感じではなく、題名のとおりなきむしえんはわーわー大騒ぎ！でとってもにぎやか！楽しいお話です。

困った園長先生もついには泣き出してしまいますが。。。最後は泣いていた野菜たちも園が大好きに！今度は園からかえりたくな〜い！と大騒ぎ！最後まで笑える１冊です。

好奇心旺盛で知らない場所でもすぐに私から離れ遊ぶ我が子。そんなわが子にも「園に行きたくない！」「ママから離れたくない！」と登園を渋る時期がありました。ほとんどの子供達が通る道なのですが、「ママ〜」と泣きだしてしまうわが子を置いて園を去るのは心が締め付けられます。そんな時に、園の楽しさや園へなぜ行くのかを子供へ話したりもしていたのですが、この絵本はそんな事は一切なく、みんなみんな離れたくないよう〜ママといたい〜園へ行きたくない〜。みんなみんな大泣きするのが当たり前！とそのまま受け入れてそのまま書いてあるところが素敵です。

また、別のお楽しみとして隠れミッキーならぬ、隠れ青虫さんが各ページにいて、ページをめくるたびに親子で青虫さんを探す楽しみもあります！ぜひ見つけてみてくださいね。

他の方の感想

• かわいいやさい・くだものたちがたまねぎの園長先生と遊びながら幼稚園に慣れていくお話。嫌がったり、悲しかったり、別れたくなかったりとないてばかりなので、｢なきむしえん」のようです。

作者　さくら　ともこさんの世界

---

---