にんげんごっこ

にんげんごっこ

作/木村 裕一  出版社/講談社

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「にんげんごっこ」というタイトルと動物がたくさん描かれた表紙に惹かれて、「これ読みたい!」と 娘が選んだ一冊です。大人の私も「にんげんごっこ」のネーミングに興味津々で子供と一緒に読みました。
爆笑です。ページをめくるたびに親子で「クスクスクス、、、ワハハハハ!!」の連続でした。

人間と暮らしたことのあるのらねこの「のら」が、人間の街をまったく知らない動物達に得意げになって、 「にんげんごっこ」を通して、人間の様子を教えるのですが、、、
「町には横断歩道というものがあってね、、、じゃ、まず しまうまくん、ちょっとそこに寝て、横断歩道 になってくれる?」 とのらが言い出すと、みんなでしまうまくんの上を渡り始めました。 まじめな顔をして渡る動物達と、みんなに踏まれて、たまらないしまうまくんの表情に大笑いです。

その後も、きりんくん、うしくん、とりくん、ありくいくん、こうもりくん、ぞうくん、ひつじくん、 はりねずみくん、かめさん、かばくん、ももんがくん、、、たくさんの動物達がのらに命令されて、 にんげんごっこをします。

動物好きな2歳、3歳の子供たちが「にんげんごっこ」を読んでも楽しめますが、年長さん〜小学生には さらに大笑いの一冊だと思います。(大人もね)
それは、「常識」「あたりまえ」が理解できているからこそ。
「常識」「あたりまえ」を理解している子供たちは「常識はずれ」「ありえない!」事が大好き!
横断歩道とは道路にしましまで描かれていること、人間がその上を歩いていくこと、 でもそれは、模様であって生き物でないこと。すべてが「あたりまえ」 だから、しまうまを横断歩道にみたてて、他の動物達が真剣に渡っていく姿がおもしろくて大笑い。
しまうまくんの「いててて。人間の町ってとっても痛いところなんだね。」という感想にさらに笑ってしまいます。

他の動物たちも「にんげんごっこ」で何の役になるのでしょうか。ぜひ読んでみてください。


にんげんと くらしたことのある のらねこの 「のら」が
にんげんの まちを まったくしらない どうぶつたちに、「にんげんごっこ」をして
にんげんの まちを おしえる おはなしだよ

のらが しまうまくんを よこに ねかせて
「おうだんほどう」 といって みんなで しまうまくんの うえを あるいていくよ
しまうまくんは どんなかおを するかな

きりんくん、うしくん、とりくん、ありくいくん、ぞうくん、かめさん、、、
そのほかにも たくさんのどうぶつたちが 「にんげんごっこ」でへんしんするよ なにに へんしんするのかな?
よんで たしかめてみてね!

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