わらしべちょうじゃ

わらしべちょうじゃ

著/石崎 洋司 出版社/講談社

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昔話の絵本は渋い絵に、内容が想像できないタイトルが多く、子供たちはあまり手に取らない様な気がします。
加えて、大人の私達もなんとなく知っている。から子供も知っているだろう。そのうち知るだろう、、、と考えてしまいあえて手に取らないのは私だけでしょうか、、、
子供に、たまには昔話を、、、と絵本を誘っても我が家は「いや!」と言われることがほとんどでした。
そんな中、イマドキ?の可愛らしい絵の「わらしべちょうじゃ」に子供が興味を持ち、読もうか悩んでいたので、「交換ごっこで、おもしろいお話だよ〜!」と背中を押して、一緒に読みました。

昔話といえば、「ももたろう」「うらしまたろう」「つるのおんがえし」辺りはよくしっているのですが、「わらしべちょうじゃ」はわらをどんどんいい物に交換していく、、、という記憶があったのですが、子供に最後まで話伝えられるほどではありませんでした。
読み始めてわらしべにアブを縛り付ける場面ではっとしました。私の「わらしべちょうじゃ」の記憶と違う。。。というか私の記憶はマンガの「ドラえもん」のなかにある「わらしべちょうじゃ」の話だ、、、と。(最初はくしゃみが出そうで出ないのでわらしべで鼻をむずむずするストーリーでした)恥。

子供と一緒に読み進めて、どんどん良いものに交換していくストーリーに次はどうなるのかな、次は、、、わくわくしながら読み進めていきました。知っているようで知らない昔話。親子でとても楽しめました。

昔話の主人公は貧しいながらも、まじめで働き者で、正直者、優しくて素直。そんな主人公が大金持ちになったり、たくさんの人を助けて大活躍をしたり。そして、意地悪で相手の事を考えず悪いことをする人は、ひどい仕打ちをうけます。
そんなたくさんの昔話を親から子へ、子から孫へと語り継がれて、日本人のまじめで働き者。困ったときはお互い様。の思いやりの精神が根付いていったのかなぁ。と感じました。
絵本もなかった時代から、大人が子供に遊びの延長で語り継いできた「昔話」が子供たちの心の成長に大きく関わってきたんだろうなあと感じました。


せんねんもまえから にほんじゅうで たくさんのひとに かたりつがれてきた おはなしだよ
おとこが あぶをくくりつけたわらしべを もっていると おかねもちのこどもがきて
みかんと こうかんするよ みかんをもったおとこは こんどはおんなのひとと なにかをこうかんするよ
こうかん こうかん どんどん すてきなものと こうかんをしていって さいごに
おとこはどうなるのかな? よんでみてね。

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