いのちのおはなし

文／日野原　重明　出版社／講談社

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９５歳で現役の医師である作者、日野原重明さんが、小学校で１０才の子ども達に「いのちのおはなし」の授業をするというストーリーです。
実際に日野原先生は、何校か小学校で「いのちのおはなし」の授業をされているそうです。

「いのちのおはなし」というテーマは広く深く、大人になってもそれぞれが漠然とした理解で、それもまた年齢と共に、考え方が変わったりしていき、「こうです！」とはっきり説明できる人はなかなかいないのではないかと思います。

「生きているとは、どういうことだと思いますか？いのちは、どこにあると思いますか？」
日野原先生からの質問に、子ども達は色々考えます。
「心臓！」「頭！」「からだ全部！」色々な意見が出ます。日野原先生がはっきりしっかりと「いのち」はどこにあるのか教えてくれます。

読み終わった後に余韻の残る、「いのち」について新しい考えが生まれる、「いのち」をどうやって大切にするかがわかる、そんな１冊だと思いました。
小学生だけでなく、大人にもぜひ読んでもらいたい１冊です。

少し前に、いのちはつながっている、遠いご先祖様からものすごくたくさんのいのちがつながって自分がいる、、、というような絵本も読んだのですが、読み終わって。うんうんそうだね！そう思う！大切にしよう！という再確認できた絵本だったのですが、こちらの本はそれとはまた別の視点での絵本だな、、、と感じました。

「何の為に生きているんだろう、、、」という疑問が沸かなくなります。
「どう生きようか！」前向きな一歩が踏み出せる絵本です。

２分の１成人式（１０歳）のプレゼントにお勧めです。
そのときはふ〜ん。という感じでも、一度でも足を止めて「いのち」について考えたということ。には大きな意味があると思います。無気力になったとき、投げやりになった時、目の前のある「いのちのおはなし」絵本が、優しく背中を押してくれると思います。

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「いのちは　どこに　あるとおもいますか？」
このえほんを　かいたひとは　みなさんより　うんとうんと　ながいきな　おいしゃさん　ひのはらせんせいというよ
ひのはらせんせいが　いのちが　どこにあるのか　こたえを　しっかり　おしえてくれるよ
もじが　たくさんで　よむのが　すこしむずかしいけれど　おとうさんや　おかあさんに　ぜひ　よんでもらってね

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