ものしり五郎丸

ものしり五郎丸

著/にしむら かえ  出版社/文溪堂

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物知り博士の飼っている、子犬「ものしり五郎丸」
朝から晩まで本を読む博士の真似をして、五郎丸もたくさん本を読みました。
「ぼく、なんだって知っている!」
ものしり五郎丸は、自信満々です。そんな五郎丸が、初めて外の世界へ出かけるのですが、、、、

何でもしっている五郎丸なのに、外の世界ではその知識が全く役には立ちません。
だんだん自信が無くなる五郎丸に、雨がざあざあ降ってきます、、、

「知識」は「体験」をすることによって、初めて2倍3倍もの効果を発揮します。子どもの頃、牛と豚を初めて触ったときに、牛ってこんなにやわらかいんだ!豚ってこんなに固い毛なんだ。こんな臭いがして、こんな声で鳴くんだ!と感動した記憶があります。
牛も豚も図鑑や本で何度も目にして、わかりきっていると思っていた自分にはとても新鮮な体験でした。逆に、子どもの頃、犬猫ウサギ、ニワトリ、鳩、金魚、ひよこを飼っていたのですが、図鑑を読めるようになってから、犬猫の他の種類を知ったり、なぜひよこがあっけなく死んでしまったのか、生まれたての子猫をなぜ母猫がどこかへ連れて行ってしまったのか、を知り、「だからかー。」と深く納得した記憶があります。

感触、臭い、動き、迫力、、、それらはやはり実際に体験することで初めて得られるものばかり。そして、ものしり五郎丸が体験した、心の動きも、実際に友達や家族と接する中で、学んでいくものだと思います。
絵本の心の動きも、実際の体験が基盤となって、より感じられるものだと思います。

「絵本」「読書」も楽しいけれど、外に出て、いっぱいいっぱい「体験」をして、より本が深く楽しめたらな。と思いました。

五郎丸と同じく、本が大好き「私は何でも知っている!」といつも自信満々の娘の反応は、、、「あはは〜。雨をしらないんだって〜!」と大笑い。自信満々、相変わらずでした。。。ひとつひとつ体験して学んでいくのかな。。。


ほんがだいすきで まいにちほんをよんでいる ごろうまる
ほく、なんだってしっている!と じしんまんまんです
そんな ごろうまるが はじめていえから そとへでて たんけんします
ほんを よんで なんでもしっている ごろうまるのはずが
なんだか ちっともうまくいきません どうしてかな

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