でも　だいじょうぶ

作・絵／ジェフ・マック　　出版社／バイインターナショナル

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うさぎ君とねずみ君がピクニックに出発するのですが、すぐに雨が降ってきます。
「でも　だいじょうぶ」
うさぎ君がさっと傘を差し出します。すると、傘ごと風でとばされてしまいます。
「でも　だいじょうぶ」
大きな木が守ってくれます。だけど、今度は大きな木からりんごがぼとぼと降ってきて。。。
次々にアンラッキーな事が起こり、ねずみ君が「ひぇ〜（＞＜）」と叫ぶのですが、その度に、うさぎ君が「でも　だいじょうぶ」と次々にラッキーを見つけてねずみ君に伝えます。

ページをめくるたびに、ここまでツイてないなんて！と子供と笑いながら次はどんな事が起きるのかとわくわくしてしまいます。
単純明快な絵と「ひぇ〜」「でも　だいじょうぶ」の言葉の繰り返しで赤ちゃんから小学生まで楽しめます。

「でも　だいじょうぶ」の繰り返しでそのまま読み終わってしまうかと思いきや、あまりのアンラッキー続きにねずみ君が「もう〜ちっともだいじょうぶじゃなぁ〜い！」と叫びます。
「でも　だいじょうぶ」の言葉だけで終わらない、大笑いだけで終わらない、心温まる一冊です。

おもちゃを壊して残念がる子供に思わず私が口にする言葉は、
「もうっ！こわして！乱暴に使うから！」
ですが、この絵本のうさぎ君みたいに、
「でも　だいじょうぶ」と言って、ささっと直したりリメイクしてあげたら、子供はきっと大喜びするんだろうなぁ。と感じました。

子供はこれからもお友達とけんかをしたり、
怪我をして泣いたり、泥んこに洋服を汚したり、
大切なおもちゃや作品が壊れたり、楽しみなイベントが中止になったり、
たくさんのアンラッキーに遭遇すると思います。
そんな時うさぎ君のように「でも　だいじょうぶ」と知恵とユーモアで笑顔に変えられるといいな。と思いました。
子どもが「でも　だいじょうぶ」と自身で前に進めるように。アンラッキーに隠されたラッキーみつけの力。親子で鍛えたいです。

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うさぎくんと　ねずみくんがピクニックにでかけたけれど
あめがふってきて　かぜがふいてきて　りんごがおちてきて・・・
「ひぇ〜！」なことが　どんどんおきるよ
「でも　だいじょうぶ」
うさぎくんが　つぎつぎにかいけつしちゃうよ
ふたりのピクニックはどうなるかな？よんでみてね

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