いいこってどんなこ?

いいこってどんなこ?

文/ジーモン・モデシット 絵/ロビン・スポワート 出版社/冨山房

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うさぎのバニーとおかあさんの心温まる親子愛いっぱいの絵本です。
泣かないのはいいこ?強い子はいいこ?おこりんぼはいいこじゃない?
うさぎの男の子バニーがお母さんに次々質問するけれど、その度にバニーのお母さんは優しく愛一杯の言葉で応えます。

短い文章であっという間に読めてしまうこの絵本。
1歳くらいの小さな子から楽しめる絵本だと思うのですが、小学2年生になった娘にも読んであげた所気恥ずかしそうに笑いながら抱きついてきました。最後のお母さんの言葉の「バニー」を娘の名前に変えて声をかけてあげたら、にまにま幸せそうでした。言っている私もほっこり心が温まりました。
私はこういう感じの絵本だと1回目はそのまま読むのですが、2回目は主人公の名前を子供の名前に置き換えて読んだりします。すると子供が最初に読んだときと同じくらい新鮮な笑顔をくれるので嬉しくなります。

お母さん僕のこと好き?本当に好き?絶対好き?バニーのそんな心の声が聞こえてきそうです。
そしてそれ以上に僕お母さんが大好き、本当に大好き、絶対大好き。というバニーの気持ちを感じずにはいられません。
大好きで大好きで大好きなお母さんは僕のこと好きかな。僕のこと嫌いにならないかな。大好きで仕方ないから不安になって、何度も何度も質問して、その度にお母さんも自分のことが大好きだと分かり安心する。そしてまたお母さんが大好きになる。今の自分が好きになる。

子供は「いいこ」になろうと毎日一生懸命。
お母さんが大好きな「いいこ」になろうと頑張ります。
上手にご飯が食べられるお行儀のいいこ。
お友達に譲ってあげられる優しいいいこ。
早寝早起きのいいこ。
わがままを言わない言うことをきくいいこ。
頑張って頑張ってお疲れ気味な子ども達に、お母さんの大好きが伝わる一冊です。

お話の始めに「わたしたち みんなに」と書かれた1ページがあります。
いいお母さん。いい妻。いい女性。いい人。になろうと頑張っているわたしたちにも自分に向けて読んで欲しい。そんな一冊です。


うさぎのバニーがおかあさんに 「いいこってどんなこ?」ってしつもんするよ。
「おかあさんは ぼくが どんなこ だったら いちばん うれしい?」ってしつもんするよ。
バニーのおかあさんは なんてこたえるかな
このえほんを よんだら みんなのおかあさんにもバニーみたいに きいてみて
きっとバニーのおかあさんと おなじことを こたえてくれるよ

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