めでたしめでたしからはじまる絵本

めでたしめでたしからはじまる絵本

文/デイヴィット・ラロシェル 絵/リチャード・エギエルスキー 出版社/あすなろ書房

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普通の絵本の流れでは、お姫様と騎士が出会って、色々あり、最後に結婚してハッピーエンドとなるはずなのですが、この絵本では、「騎士とお姫様は結婚して、末永く幸せにくらしましたとさ。」から始まります。
どうして二人が結婚したかというと、、、二人が恋に落ちたからです。
どうして二人が恋に落ちたかというと、、、
とどうしてどうしてと、どんどん時間がさかのぼっていきます。
「起承転結」が定番の絵本で、まさに「結転承起」表紙もどちらが表かわからないほどです。
絵もコミカルで、紙面一杯に描かれさらにワクワクしながら読み進められます。

色んな絵本があり、ユーモアたっぷり型破りなストーリに驚かされる事もたくさんありますが、絵本、物語という外枠からも飛び出た発想に思わず何度も読み返してしまいました。

一行ずつの文章で、あっという間に読めるのですが、時間をさかのぼっていったり、お話の内容を理解していったりと、5才以降少し大きい子向けの絵本のような感じです。

子供と読みあわったあと、逆から文章を変えて、むかしむかしあるとことに賢いお姫様がいて、、、と王道パターンの物語として読む遊びをしました。
前から、後ろからと絵本のページを前後に動かしたくなってします面白い一冊です。
この絵本を読んだしばらくは、子供から何かの折に「なぜかというと?」「どうして?」の質問が一気に増えました。
答えても「どうして?」「どうして?」と続き、内容というより、親子で言葉遊びを楽しんでいました。


めでたしめでたし っておはなしのさいごに いうよね
この えほんは めでたしめでたし からはじまるんだよ
どうして めでたしめでたし かというと おひめさまと きしがけっこんしてしあわせに くらしたからだよ
どうして けっこんしたかというと こいにおちたからだよ どうして こいにおちたかというと、、、
どうしてどうして ってよんでいくと おはなしの はじまりがわかるよ
さかさのえほん さかさのおはなし ぜひよんでみてね

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