サンタクロースっているんでしょうか?

訳／中村妙子　出版社／偕成社

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「サンタクロースって本当にいるの？」
サンタクロースのプレゼントを期待しながらも、成長するにしたがって子供から飛び出してくる質問。
年々疑いの眼差しで、「いないんでしょ」と聞かれ少々たじたじしてしまいます。

このお話は、今から１００年以上も前にアメリカの８歳の女の子が新聞社宛に「サンタクロースっているんでしょうか？」という手紙を出したことから始まった、実際のお話です。
手紙を受けたニューヨーク・サン新聞社が８歳の少女の質問にぴたりと丁寧に応えた社説がそのまま書かれています。今では古典の様になってクリスマスの時季が近づくとアメリカのあちこちの新聞や雑誌で繰り返し取り上げられるそうです。

８歳の娘もタイトルが気になったのでしょうか。すぐに手に取り読み入っていました。
すこし難しいかな？と思ったのですがそっか。っと呟きながら最後まで読みきって一言。
「サンタクロースって仙人みたいだね。」と。
このお話が１００年以上前の実際にあったお話だと伝えたところ、「１００年前の子も同じこと考えていたんだね。」と話していました。娘ながらにサンタクロースを感じられたようです。

手のひらより少し大きいサイズで読みやすく、どのページも丁寧な文章で書かれています。
８歳の女の子の質問に真摯に応える記者の気持ちが伝わってきます。

サンタサンタクロースって本当にいるのかな？？と疑っている子供だけでなくその質問すら頭に浮かばなくなった大人にもぜひ読んで欲しい１冊です。
何度も何度も読み返したくなる。毎年毎年読み直したくなる一冊です。クリスマスに今まで以上に親子でサンタクロースを感じられると思います。

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サンタクロースっているんでしょうか？
みなさんは　どうおもいますか？
１００ねんいじょうも　まえに　８さいのおんなんこが　しんぶんしゃに　おてがみを　だして　しつもんしました
サンタクロースっているんでしょうか？
しんぶんしゃのひとが　そのこたえをぴたりと　こたえてくれたよ
サンタクロースが　ほんとうに　いるのか　きになったら　よんでみてね

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