ゴッホの絵本うずまきぐるぐる

ゴッホの絵本うずまきぐるぐる

構成・文/結城昌子 出版社/小学館

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絵画にはうといので、ゴッホと言われても昔、図工の教科書に載っていた花瓶にひまわりが生けてある絵や椅子に座ったおじいさんの絵ぐらいしか思い浮かびません。
ゴッホが何処の国でどの時代に生きたのかも絵も独特な感じだなぁという印象でどこをどう鑑賞すればよいのかもさっぱりわかりません。
なので、子供に絵画を伝えたくても、どのように接すればよいかわからずにいました。

そんな中で、手に取った本なのですが、私も子供も楽しくゴッホの世界にすこーしだけ足を踏み入れることができました。

言葉がわかる3歳くらいのお子さんであれば十分楽しめる文章です。
ページを開くごとにゴッホの絵が描かれており、短く簡単な文章で絵の説明が入っています。
難しい言葉ではなく、ちいさなお子さんでも楽しめる言葉がたくさんあります。
ぐるぐる ぐるぐる おおきなうずまき だとか、新鮮なバターの黄色!まぶしいレモン色!夕暮れの赤!など教科書のような解説ではなく、リズムのある文章と共に絵を鑑賞して楽しめます。

最初に書いた、私が覚えていたひまわりの絵のページもありました。ゴッホの友達、ゴーガンがゴッホの家に引越ししてくることになり、嬉しくてたくさんのひまわりの絵を描いたそうです。
ただ花瓶に生けたひまわりをそのまま描いただけだと思っていましたが、ゴッホがどんな状況でどんな気持ちでこの絵を描いたかを知ると、どんどん想像が膨らんで、絵に見入ってしまいました。
元気のいい花、ちょっとつかれた花、いろんな黄色
と書かれた文章になるほどー!と絵の細かい部分にまで見たくなりました。

世代を超えて、世界中のたくさんの人たちに愛されてきたゴッホやゴッホの描いた絵を楽しむ第一歩になりました。

この絵本はシリーズで画家ごとにたくさん出版されています。お子さんと一緒にお気に入りの作者や絵を見つけるのも楽しいかもしれません。
絵画鑑賞の一歩を踏み出したら、次は美術館で本物の大きさで鑑賞したくなるかもしれませんね。


みんなは びじゅつかんへ いったことはあるかな?
ゴッホというなまえの がかを しっているかな?
このほんは がかの ゴッホのえが たくさん描かれているよ
ゴッホよりまえには だれも ゴッホのような えを かこうとはしなかたんだ
ゴッホのえは うずまきが いっぱい
ぐるぐる ぐるぐる ぐるぐる ぐるぐる
そらも つきも たいようも きも みちも はたけも
みんな ぐるぐる まわって かかれているよ
ゴッホの ぐるぐるの えを みんなもみてみてね!

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