でんしゃでいこうでんしゃでかえろう

でんしゃでいこうでんしゃでかえろう

さくえ/間瀬なおかた 出版社/ひさかたチャイルド

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表紙には「でんしゃでいこう」、裏表紙には「でんしゃでかえろう」とタイトルが書かれていて、どちらからでも読める絵本です。

電車に乗りながら、山の駅から海の駅まで進んでいくお話です。
終点の海の駅まで読み終わると、今度は来たページを反対に山の駅に向かって帰るストーリーを楽しめます。
1ページごとにトンネルがあり、トンネル部分は穴が空いていて、穴の先に向こう側の(次のページの)景色が見えます。トンネルを抜けると、景色が変わり、雪深い景色からだんだんと雪がとけて菜の花畑へと続いていきます。
「ゆきの のはら デデトト デデトト ゆきの のはらを でんしゃはいくよ」と1ページに書かれている文章は短く、次々にページをめくっていくことが出来ます。電車の音も毎回違い、トンネルの中では電車の中の乗客の様子が少しずつかわったりと楽しめるポイントがいくつかあります。
お子さんと絵本を読まれると気づかれると思いますが、子供は絵本の細かいところを見ています。ストーリーとは関係のない前のページで隅にいた猫が移動をして昼寝をしているだとか、落とした帽子がみつかっただとか、お店屋さんの中に描かれている商品を見ていたりだとか。。。文章を追っている大人にはなかなか気づきにくい部分まで気がついて楽しんでいたりします。
この絵本では、単調な文章が続きますが、すこしずつ言葉が変わっていたり、景色の中に見所がつまっていたり、電車の乗客が時間と共に車内での過ごし方が変わったりと、読むたびに面白い発見ができると思います。
あっというまに読める本なので、0歳のお子さんでも楽しめますが、3歳5歳7歳と年齢が上がっていっても細かい発見をしながら楽しめる1冊です。


でんしゃに のったことはありますか?
でんしゃで とんねるを くぐったことはありますか?
このほんでは でんしゃにのって たくさんの
とんねるを くぐっていくよ
とんねるの なかでは でんしゃのなかの おきゃくさんが
なにをしているのかが わかるよ
とんねるのぶぶんが あながあいているのもおもしろいよ
ほんをよみながら いっしょに でんしゃのたびを たのしんでみてね

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